体温と体重

寝ていると身体が楽だったので
木曜日の半日 工場の掃除をすませた後
横になっていた

でも 医者にも行かず
ただ寝ているというのは 
夫には合点がいかず 彼を納得させるためにも
お医者に行く必要があり

これくらいで診てもらうのも
恥ずかしかったんだけど
何事も早期発見というわけで
夫のかかりつけのK医院に

代がかわってから初めて行くことにした

先代の お医者様には
富山に越してからの2回とも
お産でお世話になっている

初産は姉の尽力で 里に近い病院ですませたが
その病院は初めての お産を迎えるものには
ちょっと厳しかったようにおもう
弱っかすのアタシには そうおもえた

陣痛が始って 分娩室のドアをあけるやいなや
ぎゃぁぎゃぁと 見事な音量で
おんなたちが苦しみの声をあげている
実際 横並びのベッドの数は いくつあったのか

つらい声をあげた女たちが
無数に横並びしているような印象があった

無事に赤ちゃんを誕生させたものが
順番に 安堵の声とともに退出していく
昼前から その部屋に通されながら
夜の9時45分まで 波がよせるようにしては
やってくる背中の痛みと悶絶していた

生まれる間際まで 一人ぼっちの作業だった
ときおり覗き込むようにして
見回りにくる看護士は
この妊婦さん 静かねぇ
あきれるわというような言い方で去っていく

静かにしてたら ナメラレル!

痛くても声を出すのは恥じだと思っていたが
なめられてはイカンゼヨと
それから声を上げるようにはしたが

いかんせん カスはカス
つらくなればなるほど声が出てこなかった

お化け屋敷など 怖い場所には
はなから近づかずに迂回してきた この人生
たぶん初めての逃れようのない恐怖体験だったろう

だのに富山でK医院で迎えた
お産は アタシの背景には少女漫画のように
花びらが舞っていたに相違ない

分娩台は 部屋に1個しかなく
お産をする人もアタシヒトリで
助産婦さん1人と看護士さん2人

計三人!もの方々が
初めから最後まで つきっきりで
こんなアタシの傍にいてくださった

はい 息をすってぇとか
いきまないで静かにぃとか
優しく手取り足とりで お産を導いてくれたのだ

雲泥の差だった

前置きが長かったが
そのK医院に 
久しぶりに行くことになったのだ 

検温は 37度6分
まぁまぁの熱ぶりだ
平時よりも
たかだか1度とちょっと上がっただけなのに

横になると楽だとおもうのだなぁ

言うことをきいて
ちゃんと診療を受けた ご褒美だろうか
珍しく 夫が今日も寝ていていいと
金曜日の朝 休日の命を与えてくれた

治りかけしていたから
ずる休みをするような感覚だったけど

終日 ちわわのキティといられるし
も少し身体が楽になったら TVも見放題♪
気分は先行で楽チンになっていた

ほぼ二日寝ていただけなのに
体重は1キロ下がっていた
熱は38度までは上がっていない

熱1度上昇で
体重1キロ下がる

病気には体力がいるものだと
あらためて納得!
by f-sekkou | 2011-09-03 12:29 | 日常


株式会社福光石工


by f-sekkou

福光石工ホームページ

カテゴリ

全体
マイブーム
お仕事
風物詩
世事
工場の移設
お商売
日常
ひとりごつ
日々徒然に
未分類

以前の記事

2021年 01月
2020年 12月
2019年 12月
2019年 09月
2019年 05月
more...

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事
50代

画像一覧