工場の音

電動のノミで 礎石の真ん中に
ほぞ穴
(柱の凸を受ける穴とでもいおうか)を
あけているときの音は
事務所にひびくとき

耳障りな音でもあるが
工場で作業していますよという印しでもある

つい最近まで
その音の発信者は ベテランカクサンだった

65歳という定年という決まり事で
熟練工のカクサンが抜けて
その穴を埋めるために 
当座 社長が工場長を兼ねることになったが

石を切って形づくって磨いての一連の作業は
しばしば中断を余儀なくされる現工場長にとって
いつまで続けられるか?の作業にも等しい

これから寒い季節へ向かうので
この寒さを越して暖かくなったら

「カクサン、アルバイトに来て
 うちの会社を助けてください!」

なにを甘いこと言っているのよと
叱責されるやしれないけど
少数未精鋭の弊社にとっては

実際切実だ
by f-sekkou | 2011-10-19 16:31 | お仕事


株式会社福光石工


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