名前

城端(じょうはな)の 樅の木さん
教えていただいた 袴腰山(はかまごしやま)。

いつも 何気に仰いでいた山だったのに
名前を頂いてからは 気になる山になってしまった。
医王山と間をおいて そびえるその姿は
袴のうしろにあてがわれる 腰板のように台形をしている。

名前は 大事なものだとおもった。
飼っているゴンやキティも 呼び名を通して
たぶん愛玩にかわるのだ。

女の子の多くは 姓はいずれ変わるが
名前だけは 一生ものだ。

親から名前をいただいて 
それなりに学校へも行かせていただいて
こうして 生きていけるのだ、などと
大風呂敷を広げるようにして ひとり感傷に浸ってしまった。

工場から 一歩外へ出れば
山並みの中に 袴腰山は くっきりと在り
なんだ いつも見ていた山なのではないかと思い
その名のおかげで だいじな山になったのだとも思う。
by f-sekkou | 2007-12-10 13:51 | ひとりごつ


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