さんづけ

長女のことは 呼び捨てであったり
オネエチャン、と まるで里の姉を呼ぶような
こころもちで呼んだりしている。

次女は あろうことか
いつまでたっても ○○ちゃん、
ちゃんづけでしか言えない。
(我ながら こまったものです)

まんなかの 長男については
赤ちゃんの頃から ○○さん、
さんづけである。

オトコだから とか、よっぽど男の子の
誕生を願っていたんだ とか、では
さらさらなく

性別を願うよりも 丈夫で生まれてほしい、
五体不満足の方には はなはだ失礼な話ではあるが
語弊も勘弁してもらいつつ

やはり 元気な赤ちゃんを産みたいとしか
おもわず そのために自分が摂る食べ物飲み物には
注意をしていた。ストレートに赤ちゃんの口に入るからである。

ならば・・なぜ 長男だけ 特別扱いするように
さんづけをしているのか、
これもまた わたしの嗜好からで

高校生のとき現国で習った 宮澤賢治について
彼の死に際に 継母であったかが
「タケさん」と声をかけた 云々の文章が
印象に残ったのである。

(実際 タケさん、という名称は 
記憶違いなのかもしれない)

母親が 子に対して
さんづけをする!ただ その行為に 品位を感じて

将来 息子をもったら
アタシも さんづけで呼ぼう!なぞと
不遜にも しかし根強く思ったものだから

傍からみたら
チェッ、気持ち悪い・・印象を与えてしまうかもしれないが
さんづけで呼んでいるのである。

そして いつか
長女や次女に 結婚相手となる男性が現れたら
彼らもまた さんづけで呼びたいと

いまから この母は夢想もしている。
by f-sekkou | 2008-05-14 18:45 | ひとりごつ


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