キリシタンでも お盆には
休暇をとって 帰省されるのかしら

富山県在住うん十年のくせして いまだに
お墓参りのおりに 数珠をわすれる。

近在の方々と お墓場で挨拶をしながら
みなさんの手にある お数珠をみて
ハッとしてグッときて、じゃなく、
(この歌詞わかりますかぁ?) 
ハッとして バツの悪さをおぼえる。

今年の盆は 新しく家族となる人、人を交えての
すこし新鮮な集まりをした。久しぶりに
集合写真を撮ったりもした。

家族は時とともに変容する。
その器であるところの家も土地も
実は変わっていく。 

20代半ばの春 富山に移り住んだ。
その夏ごろに 今は亡き義父が仕事をした
公園を訪ねたことがある。

岐阜県白川村。黒御影の大きな石に刻まれた
村民憲章の文章は 親不孝をして遠くに嫁いだ
自分にとって 忘れられない。

その全文を どこかで入手したいと
今でも切望しているほどに

朝は鶏の鳴き声とともに起き 
夕方 星が出るまで 田畑の作業をする。
祖先の残した土地は売らず・・そういう意味合いの数行だけが
石に刻まれたように わたしの心にも刻まれている。

祖先の残した土地は その土地を継いで
朴訥に就業する者のみが所有するべきである。
若くいたらない私が 学んだ言葉として

その村民憲章を崇高におもっている。
その思いを いまさらにおもった、
今年の盆である。
by f-sekkou | 2008-08-19 20:20 | 日常


株式会社福光石工


by f-sekkou

福光石工ホームページ

カテゴリ

全体
マイブーム
お仕事
風物詩
世事
工場の移設
お商売
日常
ひとりごつ
日々徒然に
未分類

以前の記事

2021年 01月
2020年 12月
2019年 12月
2019年 09月
2019年 05月
more...

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事
50代

画像一覧