朝から

台風18号が ゴジラのごとく
本土上陸と聞いて

工場の皆さんには
「午前中 休みまいけ」となった

だから 電話番のアタシも
すっかり休日出勤気分で
本日付の新聞をひろげている

新聞は 
それが当たり前だと思っていたら
TV欄から繰っていく読み方は
本なら後ろから読んでいくようなものらしい

それでも
夜10時の『ブラタモリ』は観たいなと
チェックをいれた

さらさらっと繰りながらも
足止めをするのは たいてい
天野祐吉氏の『CM天気図』で
そこで 小休止をいれてから

難しげな 論者の長々しい文章に
目をむける
(かといって 全部は読まない)

だって 宿題じゃないから

気が向いたものだけを
読む癖があるから これが多分にいけない

10.08.2009 朝日新聞
オピニオン
末井 昭(すえい あきら)氏の
<自殺防止>

深入りせずに通り過ぎたい 
四文字熟語のタイトルではあったが

彼の文章が 文章というより
隣席した 
人なつこいヒトからの語りかけのように

ずいずいと こちらに入ってきて
暗いテーマをも 
身近な世間話にかえていた

病気の『うつ』に伴なって
自殺は 確かに交通死亡事故よりも多い

データは みんな知っている
それでも

彼がのべる「 自殺する人のこと
競争社会の『負け組』 」とまでは
誰も 思っていないとおもう

自分の中に 善悪の二面性があるように
自殺もまた ヒトゴトではないから
あえて 深く考えず見て見ぬふりをしてしまう

そんな気がする

でも そんな見て見ぬふりが
結局 ヒトを阻害し
自殺を防止できないことに
通ずるかもしれない

昨日だったか 19:30からの
NHK『クローズアップ 現代』で
とりあげていた 一例として

39才の男性が 生活保護の申請に
行った際 窓口の公務員に
窮状を吐露できずにそのまま帰り
結局 餓死をした

それも もし公務員が
彼の側に 一歩でも立ち入ろうとしたら
おせっかいをしていたら
助かった命かもしれない

でも TVを通して思ったことは
その公務員は アタシで
そして おおかたの世間だろうな ということだ

30代で 見た目もしっかりしているし
健康なら なんでもできるでしょー
生活保護なんて まだまだ早い・・

外見だけで 判断し
彼が窓口に足を運んだことを
彼の動機を 
結果 見て見ぬふりしてしまう

そんな
見つつ見ざりきは 
とても 非情なことなのかもしれない
by f-sekkou | 2009-10-08 10:03 | 日常


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