教育が泣くよ。
おれおれ詐欺のグループの一角が 判明したとニュースで聞いた。電話で言葉たくみにしゃべる実行犯、うその事故の報告をする者とかけた電話の先の家族に成りすます者、入金したら即座に現金を引き出す係りと用意周到に役割分担を行い 少年らをグループ化して其々を会社と称し其々に社長をもうけ そうして数百人を統率するひとりのオヤダマ。これも案外、子であるかもしれませんが。警察がこういう状況をつかむということはやはり表じゃない世界と道筋があるっていうことなのでしょう。沖縄旅行やホテルでの宴会を飴として ノルマを果たせない場合は 暴力というムチで 少年たちを動かしていたと聞きました。こういうニュースを聞いて 学校の先生方は その胸を痛めないのかしら。しつけをきちんとできない親の責任も問われますが、私にも耳がいたい言葉であるのですが 家庭が第一に問われることを前提にして やはり教育、学校教育もその次に問われるでしょう。教育の名に値しない授業をして 年数がたったらエスカレーター式に卒業させる あるいは中退させる、殺伐とした風景を想像しました。相手の顔の見えない電話という物を通してだから 人を騙せるんでしょう。人を面前にしては やはりできなかったことでしょう。virtual。少年たちのやったことに彼らでさえ実感が伴わないんじゃないかしら。教育ってなんなのでしょう。点数の良し悪しだけで人の能力は問えないから もっと学習時間にゆとりをもたせ 自分で思考できる人を育てましょうと学習指導要綱は改変され より良い教育を目指して文科省はすすめてきたとおもいます。betterを希求することは良いことだと思うのに 現実は厳しい!ものです。事件に関わった少年たちの親御さんが とても気の毒です。こんなくだらない不始末をおかす判断力のない育ち方をした少年たちが なんともお気の毒です。社会に出る前の 学校の教育の中で 人が育っていける力を養成できないものでしょうか。先生っていう職業はだから難しいとおもうのです。その品性までも 生徒にまっすぐに問われるでしょうから。おれおれ詐欺もまた少年事件なのかな。教育っていうコトバがぺりぺりとはがれて 風にたっていってしまいそうだ。
by f-sekkou
| 2005-01-27 14:36
| 世事