へらない

砺波の 散居村(さんきょそんにあって
めずらしく 4軒固まったうちの一軒に住んでいる。

前隣りのおばあさまもおじさんおばさんも
横隣りのおばさんも すでにおいでない。 けれど
焼きついた印象の方が強いのか 
腰をかがめて草をむしっていらした おばあさまも
経営する工場の方々を采配するおじさんおばさんの 利発な様子も
前庭の石なに腰を下ろして ひいばあちゃんと談笑していたおばさんも

わたしが嫁いで間のない頃のままに 存在感がある。 
幽霊談義をしようというのではない。
わたしの中では 人々が減っていないのだ。

里の親類にしても 亡くなっても無くなってはいない。
こんな感覚は たぶん 他の方にもあるだろう、そう思う。

だから 義父もひいばあちゃんも猫のタマも 家に居る。
義母と夫とわたしと 一見 3人だけの家だが
それぞれの心象に家族は減っていない そんなことを思った。
by f-sekkou | 2007-09-22 16:55 | 日常


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